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Nino(55)
千葉県 / 大腸がん / ステージ4日記
ご褒美
今日、FOLFOX+ベクティビックス 4クール目。血液検査の結果、腫瘍マーカー前回に引き続き順調に下降中。口内炎にも、出先での体調不良にも、顔からのフケ(皮膚炎)にも黙って耐えてきた甲斐があったぜ! あと2週間ほどで、納車だし、ガンなんかに負けずに人生謳歌するゼィ(というか、むしろ病気を得た後の方がリア充かつ前向きなのは、何故???)
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にーやん(43)
大阪府 / 胆管がん / ステージ4日記
食の細りが怖くて食べすぎてしまう
入院生活継続中です。13日目です。 昨日の夕食から、これまで「膵臓食」だったのを常食に変えてもらいました。お粥が白ご飯になり、脂質も増えました。 お粥は330gでしたが多く感じていたため、いつも9割りほど食べて残してました。白米は200gです。量は減ってるから食べられるはずだと思っていたのですが、半分くらいで十分満たされます。少しがんばって150gは食べるようにしてます。 おかずも歯応えがあるものに変わった分、意識してよく噛んでいるので時間がかかるのですが、お腹がふくれるのは時間のせいでしょうか。 最近CT撮ってないので推測ですが、肝臓や胆管周囲のがんが、大きくなってきているように思います。みぞおちの右側、その背部、膨れてるし、少し痛い。腹水かな、お腹のガスかな、いろいろ考えますが、本体の膨張、腫れが有力だと思えてしまいます。 主治医も、全然基準値より高いですが、ピルビリン値がもう少し下がって減少傾向がみられたら、S-1再開しましょうねと言ってくれますし、黄疸による休薬期間の長さが心配になってきます。 肝の腫れにより食事が減っている。 私の勝手な見立てです。だからこそ、少し、ほんの少しですが無理をして食べてしまいます。 無理をすると苦しくなるのでやめた方が良いのですがバランスが難しく、つい多めに食べてしまっているように思います。 この記事を機に、無理をしないよう心掛けようとおもいます。 代わりに甘いオヤツ食べちゃったりしてね( ̄▽ ̄) いやいや、気を付けます。 もうしばらく入院は続きそうです。 週末晴れてほしいな、娘の運動会に行きたいなー。
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花木裕介(46)
千葉県 / 中咽頭がん / ステージ4日記
給与明細と18年前の僕
休職明け、9ヶ月ぶりに給与をいただいたことを受け、ブログを書いてみました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12407906564.html (本文転載) 一昨日、約9ヶ月ぶりにお給料をいただきました。 休職中は無給のため、その保障として健保から傷病手当金(月額標準報酬の約2/3+健保特別補助)をもらっていましたが、やはり自分で稼いだ(まだ稼いだというほど働いていませんが…)お金というのは重みが違いますね。 金額の記載された給与明細を見ながら、初めて給料をもらった18年前の新入社員の頃を思い出しました。 ◆ 「がん治療を乗り越えるなんてすごい精神力ですね」 「コツコツとブログを続けるのも、普通の人ではできませんよ」 「自分だったら途中で諦めていると思います」 復職後、皆さんからこのような声をかけていただくことがあり、とても有り難いと思っています。 一方で、10代後半から20代前半の僕は、それはそれは、どうしようもない人間でした。 基本的に、サッカーと遊ぶことにしか興味がなく、仕事(もしくは大学通学)は最低限やっていればいいでしょ、という意識の低さ。人への気遣いにも乏しく、自己成長や将来のビジョンなども全く考えていませんでした。 昨年刊行した自著にて、知人から寄稿をいただくコーナーを設けたのですが、僕の当時の印象は以下の通りです。 ・著者と出会ったのは忘れもしない大学入学初日のガイダンスです。見た目の第一印象は「だるそうでチャラそうだな」これです。 (大学時代からの友人Kさん) ・一度ボールを持つとドリブルで相手ゴールに突っ走るものの、大抵はどこかで引っかかってしまう、独りよがりな選手でした。 普段の彼も大学を卒業したばかりの若者そのもので、口数が少なく尖ったところがあり、我が道を行くタイプでした。 (新入社員として入った会社の大先輩Tさん) ・転校当時こそ引っ込み思案で自分を表現することが苦手だった彼も、卒業する頃にはすっかり我が強く、後先考えず行動する男に変化していました。 社会人になり、久しぶりに再会したときには、終電間際になっても「帰りたくない」を連呼し、本当に帰らない(もちろん周りも帰らせない)という、小学校時代と変わらず我の強い彼がいました。 (小学生時代からの友人Oさん) ・花木と出会ったのは、私が30歳前後で彼が20歳前の頃だった。ギラギラとした目でサッカーに取り組んでいた。プレーはうまかったが、周りとのコンビネーションは、正直いま一つだった。 (社会人サッカークラブ・むさしのFCの元チームメイトAさん) 【出典・『今くすぶってるサラリーマンは出版を目指せ』(ファストブック刊)】 とまあ、自分の周りにいたら、正直友だちにはあまりなりたくないなーという感じですね笑。 仕事に限っても、前夜に飲みすぎて出張のための新幹線に乗り遅れ、先輩に大目玉を食らったり、前の日の夜ふかしがたたって商談中にお客様の目の前で居眠りをしてしまったり…。 加えて、髪型は茶髪にパーマ。今思えば、完全に社会人失格ですね。 当時の勤務先には随分とご迷惑をおかけしました。 それから十数年。そんな僕に、諦めずに付き合ってくれていた方々のおかげで、僕は今回治療に臨むことができました。 確かに、未知の世界でしたし、治療を受けきっても100%治る保証はないかもしれない。 それでも、これまで少しでも自分に関わってくれた方々、お世話になった方々のためにも、僕は僕ができること(提示された治療をやり切る)に最善を尽くし、天命を待ちました。 その結果として、今の復職があります。 忍耐力に欠け、独りよがりの、どうしようもない若者だった僕でも、なんとかなりました。 もしこれから治療を受ける方がいらっしゃったら、ぜひ自信を持ってください。 こんな人間にもできたんですから。 最後に。我が家族の愛する安室奈美恵さんの曲から、以下の言葉を紹介させてください。 「大丈夫きっと 全てはうまくいく♪」 (by 安室奈美恵「Get Myself Back」) というわけで、来月もちゃんとお給料をいただけるよう、引き続き仕事頑張ります! (了)
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とっしー(49)
茨城県 / 肝細胞がん / 寛解日記
緩和ケア研修会に参加して
先日、緩和ケア研修会に参加しました。 緩和ケア研修会とは、国の指針に基づき開催され、がん等の診療に携わる全ての医療従事者が緩和ケアの基本的知識を習得できる研修会です。ですので医療者しか参加できません。 研修内容は、がんによる疼痛や呼吸困難などの身体症状・せん妄などの精神症状の治療方法やオピオイドの使い方や告知のロールプレイやチーム医療のロールプレイなど見ているだけでも面白い内容でした。 受講者は医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法師、ソーシャルワーカーなど多岐に渡り、年齢は比較的若い方が多かったです。 私はサラリーマンなので受講資格は無いのですが、このプログラムの中に「がん体験者の声を聞こう」というお題目があり、医療者の前で自らの体験を話してほしいと依頼があり、参加させていただきました。話すと言っても、最初に与えられた時間は10分。さすがに自己紹介で終わってしまうので、先方と交渉して15分の持ち時間をいただき話してきました。 話す内容は予め考えてはいましたが、せっかくの機会だったので、朝から会場の一番後ろに椅子を出してもらい聴講させてもらい、その内容を踏まえてお話しさせていただきました。 で、感想ですが、思っていた以上に医療従事者達は患者とのコミュニケーションに悩んでいるということに驚きました。 告知のロールプレイなどは、若い参加者が多かったせいか、患者役の迫真の演技に押され(?)動揺を隠しきれない告知だったり、ひたすら難解な医療用語で防御するものの、最後は患者役にやりこめられる告知だったり、様々な課題が見えていました。 参加者も一様に「患者の気持ちにならないといけないんだけど…」と話していたのが印象的でした。 私も講話の中で、「患者は体も傷ついてるけど心だって傷ついてるんだ」「患者は医療従事者の言葉を神のお告げレベルで聴いてますよ」とお話しさせていただきました。 自己紹介のスライドで自分の闘病中当時の血液検査の結果やCTの画像を出したのですが、医療者にとってあまりの衝撃画像だったらしく「ドン引き」され、初めて会場全体が「ドン引く」空気を肌で感じる貴重な体験をさせていただきました(笑) この研修会、全国のがん拠点病院等で行われています。今後も依頼が増えそうなので、「もっと患者を大切にしろよ~」と若い医療従事者を洗脳していきたいと思います。
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マサハル(50)
愛知県 / 悪性骨腫瘍(骨肉腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫など) / ステージ3日記
繋がりたい❗
もっともっと 皆さんと仲良くなりたいと 思います。 いろいろ参加したいのですが 体調も完璧じゃーないし 主夫??が めちゃくちゃ大変で?? 多分、ここ以外ではコミュニケーション取れる所がなく もし、 よろしければ フェイスブック、Instagramで繋がりたいです。 別にいいよ?って方は メッセージ下さい。m(__)m ?の方は スルーしてください!??
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hananagi(50)
長野県 / 大腸がん / ステージ3日記
ちょっと躓き^^;
職場復帰して約一週間。 無難に対応できているなあと思った矢先に、 今朝から右耳の激痛と難聴が! 職場で受診したところ、 炎症を起こして「カビ!」が繁殖して詰まっていました? すぽーっと抜けた塊の見た目はマックロクロスケのようなお姿…。 抵抗力がまだまだなのか、感染には気をつけなくてはと反省。 少しの事でも動揺しますね? 安定して勤務する事が、まずは職場への恩返しだと思っているので、 少しだけ凹んで寝づらい夜。 寝たり起きたりしながら、 ふと、落ち込んだ気持ちも残しておこうと思った次第です。
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ゆき(53)
山梨県 / 胃がん / ステージ1日記
絶賛‼️ 自宅療養中。(8月28日の時の話)
22日(水)の午後退院して来て 明日で1週間。 いよいよ 次男が昨日から 長男が今日から2学期が始まり 「入院 手術は 出来れば子供達がいるので 夏休み中の方がいいなぁと思っていたんですが・・・」の希望が通り お盆中に入院 手術が終わり 改めて 休み休みながらでもなんとか動けて 子供達を見送れて良かったなと思っています(*´-`) 腹腔鏡手術とは言え まだまだ傷は痛み(特に 左上の傷は 下が腹筋の為?) 起き上がるのも 横になるのも 歩くのも もちろん毎食のご飯についても・・・考え考えで 手術前の日常生活を送れるようになるには 体力の回復も含め時間がかかるけど その為に9月いっぱいまで仕事のお休みを取ったので 引き続きボチボチ行くつもりです٩( ᐛ )و ご飯については とにかく術前に調べまくって ダンピング症候群と超閉塞が怖かったから 「よく 噛む」と「食べ過ぎない」と「食べ終わっても 10分くらい大人しく座ってる」と 後は 元 ヤクルトレディ経験者の私が語る? 「ヤクルトを 毎日1本飲む‼️」 と 私の場合 ヤクルトから販売されているヨーグルト(ソフール)が好きなので・・・ 「ヨーグルトも 1日1個食べる‼️」 を 実践しています(⌒-⌒; ) おかげで 今の所 便秘 下痢にもならず(腸の動くのが よく分かるのと 便は通常より気持ち柔らかそうなくらい(⌒-⌒; )(汚くて すみません?)) 病気が発覚した頃 ちょうど腸の調子も悪くなり便秘気味に(>人<;) その時ヤクルトレディをしていた頃の「腸は 健康のバロメーター‼️」を思い出して そこからヤクルトとヨーグルトを摂るようになり今に至ります( ̄∀ ̄)♪ 話しはそれちゃったけど 今日も 家の事して 合間に休んで・・・で 過ごします(*´∀`*)✨
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手のりインドぞう(56)
鳥取県 / 肺がん / ステージ4日記
防災キャンプ
この連休 22日23日で中学校校区で防災キャンプに下の娘と一緒に参加してきました。私の住んでいるところでは初めての試み! 上の娘は、地震と豪雪と災害にあっているのですが…11歳になる小5の娘は大きな地震は知らず、豪雪は小さい時のことで記憶にありません。日本のあちらこちらで、災害が多く発生しているので…自分の命は自分で守る知識を持たせる為に、この防災キャンプの企画から参加して、キャンプには子どもと一緒に参加してきました‼ 子どもたちも真剣に防災士さんの話しを聞いて❗ 私も知らないこと新しい知識を学びました。そして何より子どもとたくさん話しをできたことが、とっても良かったです。上の娘は参加しなかったけど…上の娘は別に研修で災害の話しを聞いており、医療従事者として、どうするかなど災害避難所の話しなどしました❗ とても充実した連休でした(*^^*) 連休前に診察に行き、胸部X-Pでは心拡大を8月~指摘され… 動きの制限(仕事で)を受けました‼ 仕事していると… ついつい動いてしまう毎日です(>_<")
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Nino(55)
千葉県 / 大腸がん / ステージ4日記
ねこ療法
猫を眺めて「ほわーッ・・・」としているだけで、腫瘍マーカーの値が下がる…気がする(この、“気がする”ってぇヤツが意外と重要)
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にーやん(43)
大阪府 / 胆管がん / ステージ4日記
抜けない黄疸
さて、総胆管及び左右の胆管にステントを設置しました。右側の胆管にチューブを通したのが8日前、ステント留置したのが4日前。 チューブを通して出てくる胆汁もきれいな黄金色になったのですが、白目が黄色。 これくらいは普通でもう少し時間がかかるのか、少し遅いので別の原因を考えた方が良いのか。わからないので不安ですが、主治医が様子を見ようということなので、まだ個人差の範疇なんだろうと推測してます。 原因を探るのも私の役目ではなく、お医者様の仕事ですけどね。 下手に推測して不安になってストレス抱え込む方が良くないでしょうから。 正直、経験者の方からアドバイスをいただけたら嬉しい限りですが、こうして記しておいて、結果を後で書いて、こんなケースがあるのだと知ってもらえたらそれだけで幸いです。 今夜は少し熱があります。出てくる胆汁が濁り出すようなことがあったら、内視鏡で掃除したりも必要なので少し気にかけておいてくださいねと看護師さんが言ってました。私たちが見てますがと、沿えて。 熱事態はしんどくないのですが、発熱という事実が不安をもたらしますね。 自分の体はどんな状態なのか、黄疸のせいなのか、がんそのもののせいなのか、などなど。 退院して、食事も普通に戻したら食べたいもの沢山あるんですけどね、ショートケーキやらモンブランやら。 秋の味覚を楽しみたいです。栗、芋、秋刀魚。 あー、食べたい!
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nobu(58)
東京都 / 膵臓がん / ステージ2日記
運動しました。9月22日
朝イチで病院の診察に行きました。 検査入院での詳細説明を受ける。 内視鏡とリンパの腫れの間は2センチ。 血管があるため針を刺しての組織採取はリスクが大きく、中止になりました。 リンパの腫れの様子は転移の可能性も疑われるので、PAT検診を受ける事に。 術後もうすぐ6カ月立つので、 運動してもいいか確認したところ、 大丈夫との事でした。 自宅戻ってきたら、なんか気持ちがソワソワします。 運動?水泳?プールなら大丈夫かな? さっそく水着を持って、近所の公営プールへ向かう! 膵頭十二指腸切除術の痕が、私の場合はL字に入っています。 へそ上と右脇腹に15センチづつくらい。 プールで人目さらすのはちょっと恥ずかしい! 妻に以前話したら、オッサンのお腹なんて誰も見て無いし、術痕を凝視する人も居ないって言われました。 ヤケドのある人の痕を凝視し無いでしょ! まあオッサンだし。って開き直る。 でも、準備体操は壁を向いてやりました。 いよいよプールに入ります。 久しぶりに水圧を全身で感じます。 蹴伸びをして泳ぎ出すと、術痕が吊れて痺れます。 平泳ぎでカラダを伸ばすときジワ〜って吊れます。 25メートルなんとか泳ぎきる。 腹部の吊れと痺れが気になるが、再度反対の壁を目指して泳ぎ出す。 平泳ぎで2往復、ウォーキングスペースで2往復。 ちょっと水にも慣れてきたので、クロールに挑戦。 クロールはカラダが伸びたままなので、吊れたて術痕が伸びた状態が長く続く。 吊れた痛みが続く! 脚のキックの回数を減らし、腕を大きく回してゆっくり泳ぐ。 約一年ぶりの水泳は気持ちいい。 調子に乗って無理しそうで怖い、2往復ごとにウォーキングを入れた。 約30分水の中にいました。 一つ出来事が増えた! 嬉しいです。
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花木裕介(46)
千葉県 / 中咽頭がん / ステージ4日記
何気ない幸せ。
今日は、人間ドックでお休みをいただいていましたが、良いことがあり、ブログを書きました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12406591659.html (以下、本文転載) 今日は、人間ドックのためお休みをいただきました。 今年度40歳になる僕にとっては、人生初のドックです。 まだ、復職3週間で業務も多忙ではないため、その間に受けておこうと思い、日程を選びました。 正直、がん宣告前後のさまざまな検査に比べると、僕にとってはさほど不安になるものではありませんでした(変なところで免疫がついてしまったようです笑)。 ◆ さて、今日は二つほど、良いことがありました。 一つは、次男を保育園に送っているときのこと。 僕の会社では、検診日は特別休暇をもらえるため、今日は朝から私服を着ていたのですが、何人か知り合いのパパママから、「あれっ、今日は休みですかー?」と声をかけられました。 「いや、これから人間ドックなんですよ。いつまで経っても病院ばっかりでー」なんて返していたのですが、ふとあることに気がつきました。 これまで(休職中の8月まで)は、私服で保育園に送りに行っても、周りの反応はみんな「体、大丈夫ですか?」とか「無理しないでくださいね」といった声掛けばかりでした(毎日が休みなので、当たり前といえば当たり前ですが)。 というわけで、「今日休みですか?」とわざわざ聞かれることはほとんどなく、そういう意味で今日は、「ようやく自分も社会復帰したんだなー」ということを再認識できたというわけです。 ◆ もう一つは、人間ドック(六本木まで行きました)の帰りの電車の中でのこと。 運良く席が空いてたので、「ラッキー」と思って座って、本を読んでいました。 通勤では、行きは毎日30分くらい立っているので、だいぶ体力はついてきましたが、それでも席が空いているとついお尻を滑り込ませてしまう自分がいます。 数駅ほど通過した頃でしょうか。ふと、向こう側を向いて立っていた女性のバッグにマタニティマークが付いていることに気づきました。 治療前の健康なときは、できるだけ席を譲るようにしていましたが、患ってからというもの、ほとんど自分のことで精いっぱいで視野が狭くなっていましたから、こういうシチュエーションは久しぶりでした。 久々ということもあり少しためらいましたが、「えいっ」と腰を上げ、女性に声をかけ、席を変わりました。 別に、親切自慢をしたいわけではありませんよ笑。 そうではなく、助けてもらいっぱなしだった自分が、ようやく助ける側に回れたことが嬉しかったんです。 降りる駅が同じだったようで、その女性からは、わざわざホームを歩く僕の正面に回って笑顔でお礼を言われました。 笑顔の苦手な僕は、不意をつかれたこともあり、会釈するのが精一杯でしたが、なんだか久々に味わった充足感でした。 ◆ こうして、小さくはありますが、一歩ずつ一歩ずつ、日常が戻りつつあります。 皆様、いつも応援とサポートをいただき、ありがとうございます。 これからも、焦りすぎず、かつ、甘えすぎず、日々を過ごしていきたいと思います。 それでは、良い3連休をお過ごしくださいね。 (了)
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ニシ(37)
兵庫県 / 胃がん / ステージ1日記
癌の記事で勉強になったものを残します
癌と食事の関係について調べていたらこちらのブログを見つけました。 予防と改善の両方の観点で、どういった成分や食材が良いかを医師の方が解説してくださっており、大変参考になりました。 ファイトケミカルというものは初めて知りましたが、取り入れていきたいと思います。 https://doctor-health-food.com/posts/1707/
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nobu(58)
東京都 / 膵臓がん / ステージ2日記
9月20日 高校のパンフレット
昨日の朝に学校に行く前の息子が、高校のパンフレットを持って来た。 サッカーチームのコーチから、貰ったと言う。 同時に高校進路希望の用紙を持って来た。そこの第2希望に、先程のパンフレットの高校名が入っている。 え〜っ! なんの相談もまだない。 朝はやり過ごす。 実は、親父と息子は夏休みに一度進路の事で揉めているので、うかつに意見出来る状態ではない! パンフレットの高校は岩手の高校である。 以前クラブのコーチに紹介された学校だ。 選手権大会でも県内でベスト8くらい。 息子の希望どうりサッカーは続けられる。 同じ高校内の特進クラスは有名大学に進学している。 通うとなると寮生活、セレクションに受かり、特待生にならないと行くことは出来ない。 6月ごろコーチには話を聞いたことがある学校だったが、 条件とか、行きたい想いの説明は息子からはまだだ。 妻と昨日の晩に話をした。 妻は、私と息子が揉めたとき、好きな学校へ行っていいと伝えたらしい。 勉強もサッカーも家も、最近上手くいってないと感じる、母親の気持ちだ。 一人っ子で親と話すと、1対2になり言いたい事が上手く言えなくなっていた立場もある。 父親としては、岩手高校へ行ってサッカー選手になると言う強い想いがあるなら応援する。 でも、その高校からだとサッカー選手になるのは難しい! かといってサッカーの特待生で行って勉強や進学をどう考えるとも言えない。 先の事を考えて欲しいって親の想いと、息子は大学の事は今は考えられない、高校をどこでサッカーをするのしか頭にない。って気持ちも分かるけど。 今、熱中している事の、先を考えろって言うのは無理があるよね。 岩手は遠いいし。 まだ、セレクションも受け居ないし、特待生になれればの話だし! きっとあまり深くは考えていない感じもするけど。 ただ、コーチからパンフレットを貰っただけかもしれない。 妻と二人で勝手に大騒ぎをした、 親バカっぷりです。 まあ息子からの意見を待つしかありません。
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みやちゃん(54)
長野県 / 甲状腺がん / ステージ4日記
免疫力UPのために何が出来るか
およそ1ヶ月ぶりの投稿になります。 この所朝晩涼しくなって、私の好きな秋が近づいてきてます? 食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。 色々ありますが、私は断然食欲の秋です!! 毎年、秋から冬にかけて何故が体重が1、2㌔増加するんですよね~( ̄∇ ̄*)ゞ 体重といえば、夏の健康診断で体重が昨年より減ってました! しかし!! 腹回りが3cmも大きくなっていて⋯ なぜ? やはり、重力には勝てないということなのか⋯(º ロ º ) あ、話がズレました。 さて。 免疫力についてなんですが、恥ずかしながら免疫力についてあまり深く考えたことがなくて、ついこの間繋がり申請して頂いた会員の方とその話になりまして⋯。 病気になるまで、インフルエンザどころか、風邪もひいたこと無かったのに、昨年から全てのウィルスがウエルカム状態で⋯。 皆さん、免疫力UPのために何かしている事あったらぜひぜひ教えてもらいたいんです!! 何せ、無頓着で何も考えたことがなく⋯。 出来る事があればぜひやってみたいので、お願いします!!
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花木裕介(46)
千葉県 / 中咽頭がん / ステージ4日記
子育てがん患者として抱えてきた不安と希望
先日、キャンサーペアレンツ代表の西口さんのお話を伺い、自身のブログに以下のような記事を書きました。 「子育てがん患者として抱えてきた不安と希望」 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12406220975.html これからも仲間が増えるといいなーと思っていますので、よろしければご一読くださいませ。 (本文転載) 早速ですが、ブログのタイトルにもあるとおり、僕は2児(いずれも男)の父です。 妻からは、「いや、3兄弟の長男でしょ」と言われていますが、一応親の役割も担っています(のはず!)。 がん発覚前は、平日は全力で働き(稼ぎ)、土日は全力で遊ぶという形で、妻と協力しながら子育てをしてきたつもりです。 もちろん、それが半永久的に続くと信じながら…。 しかし、発覚後は、その終焉を嫌でも意識しました。 「あと何年くらい、一緒にいてやれるんだろう」 「万一のことがあったら、その先この子たちはどうやって成長していくんだろう」 「そもそも教育資金は足りるんだろうか」 幾多の不安が募りました。 ただ、僕の場合は、治療前から、「治療さえやり抜けば、回復の見込みは十分ある」と主治医から言われていましたので、とにかく「治療をやり抜く」というミッションに意識を傾け、不安を押し殺していました。 そして、それでも万一のことがないとも限りませんでしたので、子どもたちに残せるものとして、治療を始める前からこのブログを書き続けていました。 先のことを考えるのではなく、「今、自分にできること」に注力するよう心がけていたのです。 そして、幸いこの「ブログ」というツールのおかげで、僕は自分の不安や悩みをアウトプットすることができ、それに対して、がん患者の方や治療経験者の方からのメッセージやコメントを通じて、たくさんの情報をインプットすることができました。 いうなれば、そこに小さなコミュニティが生まれていたという感覚でしょうか。 これは自分にとって思わぬ副産物でしたし、治療を乗り切る力をたくさんいただきました。 がん患者にとって、同じ境遇のがん患者の方とのコミュニケーションは、一つの希望なんです。 ◆ 先日、胆管がんステージ4で、抗がん剤治療を続けていらっしゃる西口洋平さん(1女の父)のお話を伺う機会がありました。 3年前に35歳でがんが発覚し、手術することになったものの、開腹したら転移が見つかり、手術することすらできなかったそうです。 決定的な治療方法が見つからない中、今も週一回の抗がん剤で、状態を維持されているとのこと。 そんな先の見えない状況で、家族や仕事のことなど父親としてさまざまな不安がある中、それらを共有できる同じ立場のがん患者がいないことに西口さんは気づかれ、それならいっそのこと、と立ち上げられたのが、「一般社団法人キャンサーペアレンツ」です。 キャンサーペアレンツでは、子どもを持つがん患者同士がつながるためのSNSを運営しています。 僕も、治療中からこのサービスに登録しており、 「世の中には僕より若くして罹患している方もたくさんいるんだな」 とか 「ステージ4なのに、なんて前向きに生きているんだろう」 など、登録者の皆さんの動向に刺激や安心感を得ていました。 そして、社会復帰後は、自らもキャンサーペアレンツサイト内の「日記」と呼ばれるサービスに投稿し始め、登録者の方とのコミュニケーションも生まれています。 僕の場合は、回復の見込みが十分あると言われていた中でも、自分のためだけのコミュニティを作るので精いっぱいでした。 一方で、西口さんは、ご自身が先の見えない状況にもかかわらず、他者と他者をつなぐコミュニティを築かれ、登録者はすでに2,200名を超えているそうです。 そんな精力的な活動を続けながら、5年生存率2.9%という現実を生きていらっしゃる西口さん。 偉そうな言い方かもしれませんが、同じがんサバイバーとして、これは本当にすごいことだと感じています。 「社会につながっていく方が増えれば、がんを取り巻く環境は大きく変わると思います。また、それによって、その人自身が元気になると思っているので、そんなサービスにしたいと思っています」(西口さん) もし身の回りで、このようなサービスを必要とされている方がいらっしゃいましたら、ぜひ紹介していただけたらうれしいです。 ニックネームでの投稿もできますし、登録者全員が子どもを持つがん患者なので、余計な気遣いも不要です。 僕もサイト内で投稿していますので、見つけたらぜひメッセージを送ってくださいね。 ▼キャンサーペアレンツサイト https://cancer-parents.com/ (了)
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花木裕介(46)
千葉県 / 中咽頭がん / ステージ4日記
安室奈美恵さんに教えられたこと。
おととい、ついに安室奈美恵さんが芸能界を引退しましたね。 僕の学生時代は、安室さんの全盛期とちょうど重なる時期のため、楽曲が流れる度に、若かりし日の記憶が蘇ります。 また、我が家でも、同年代かつ大ファンである妻が、引退発表からのこの一年間、グッズやらDVDやらライブやらで、家中を安室さんで埋め尽くしていました笑。 25年という平成の大部分を第一線で活躍され、そして、40歳の若さで自ら退く。 さまざまな考えの末に下された決断だとは思いますが、きっと一年一年悔いなく活動されていたからこそ、なせる決断なんだろうなと思います。 ◆ さて、病気療養中に、安室さんのインタビュー(恐らくは妻が録画していたテレビ番組だったと思います)を聞いていて、とても印象に残っている内容がありました。 それは、20歳のときに出産を機に英断した休業について。 トップアーティストとして活動していた時期の1年間の休業だっただけに、当時とても大きな話題になりましたよね。 そのときのことを振り返り、彼女はインタビューの中で、こんな趣旨のことを答えていました(うる覚えですが…)。 「あのとき、1年間休んで良かった。あの1年があったからこそ今がある。 当然早く復帰しないとという焦りはあったけれど、あのとき、そういう気持ちを自分でコントロールできるようになったことで、復帰以降、同じような気持ちになったときも、気持ちのコントロールができるようになったから」 安室さん復帰後の音楽業界は、さまざまな才能豊かな女性アーティストが出てきて、安室さんの立ち位置も徐々に変わってきていたように僕も感じていました。 でも、自身の気持ちをコントロールできるようになっていた安室さんはきっと、そんな周囲の環境に左右されることなく、自分の望む楽曲やスタイルで、音楽をやり続けていったのだと思います。 そして、そんな首尾一貫した生き方が、多くのファンに愛されていた理由の一つだったのではないでしょうか。 ◆ さて、僕自身について。 9ヶ月の休職期間中、僕も安室さんのインタビューに刺激を受け、感情のコントロールにチャレンジしてみましたが、やはりそのときはなんとなくできた気になっていたものの、実際社会復帰してみると、なかなか簡単にはいきませんね。 焦りは不要だと頭では理解しつつも、ついつい昔の癖が抜けません。 そう考えると、わずか20歳(今の僕の約半分!)で、その境地に達していた安室さんという人は、本当にすごい人だったんだな、ということが分かります。 これからは、ぜひこれまで以上にマイペースで、人生を謳歌していってもらいたいと思います。 僕も、安室さんからもらったヒントを無駄にすることなく、この9ヶ月間を、今後の人生に役立てていきます。 安室さん、お疲れ様でした&ありがとうございました! (了)
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わく(46)
兵庫県 / 膵・消化管神経内分泌腫瘍 / グレード4日記
神の子
山本KIDさん。 ご冥福をお祈りします。 スーパーカッコいい生き様でした!