ながえひろみ

自己紹介

2017年、娘2歳の時、自身33歳の時に胃がんが見つかり、胃全摘の手術を受けました。
がんは手術で取りきれたものの、ステージ2bだったので、退院後は術後補助化学療法の経口の抗がん剤を3年続けて飲みました。
再発の兆候が見られないので2020年9月に抗がん剤治療を終えることができました。
Facebookには手術当時の思いを書いています。
当時から希望は捨ててなどいないけど、本当に手術前後はどす黒さが混じった灰色の気持ちでした。

仕事には、術後1年半経ってから復職しました。胃全摘の後遺症には今も毎日悩まされていますが、
胃のないNew！な自分で、子育て、仕事、他も生きて(胃切って)いるからこそできる色々なことを形づくっている日々で、
つらいことはいっぱいありますが、
だからこそ一言では言い表せない大きなキャンサーギフトを受け取り、自分にとっては良い方へ人生観が変わりました。

抗がん剤を終えて何年かして、生理が戻ってきた後、お腹にやってきてくれた息子を2024年に無事出産し、
家族みんなで笑える今をほんとにありがたいと思っています。

いきいき自然体でキラリと輝いて生きたいし、
娘と息子のこれからの節目節目に常に良い刺激を与えられるようなママでありたい。

そんな思いが今わたしの生きる原動力です。
2025年の春にはじぶんの体験を元にした絵本を出版しました。

と、前向きになることもできる私ですが、
日々色々あります。大波小波が常に来て、
子育て中荒れることも多々です。
じぶんが情けなくなることが毎日のようにあります。
でも今日生きているし、自然体で波に乗れば、次の景色は予想もしなかった、素晴らしい景色が待っているかも。

いろいろあっても
胃切る→生きるが手術のあの日から、わたしの誓いなのです。

作家いきる　こと　ながえひろみ
2025年10月