あつし
自己紹介
39歳でステージ3cの大腸癌が見つかりました
毎年の健康診断の血液検査は何も問題なく、初期症状も全くなかったので、青天の霹靂でした
1人息子がいますので、がんばりたいなと思ってます
—変遷—
•2025年4月、食事の数時間後から、これまで馴染みのない痛みの強い腹痛が丸1日続く
•5月、同様の症状が再発
•6月、採血/エコー/レントゲンの結果から胃腸炎と診断
•7月18日、症状が再発したため大腸カメラを受診し、上行結腸に4センチ以上の腫瘍が見つかる
•7月21日、イレウスに近い症状で救急搬送され、点滴処置などで一旦帰宅
•年7月22日、精密検査にて このときはステージ3bの大腸がんと診断
•7月25日、イレウス予防の入院
•7月31日、ロボット支援下の右半結腸切除術を受ける
•8月8日、退院
•8月12日、術後外来で解剖結果を聴取 ステージ3b→3cに修正
•8月18日、初回CAPOX治療のため入院予定
応援している会員は20人です
応援している会員
年齢
39
性別
男性
住まい
大阪府
病種(大区分)
消化管
病種(小区分)
大腸がん
病種(備考)
上行結腸
ステージ
ステージ3
告知年月日
2025年07月18日
通院・入院先の病院
JCHO大阪病院(旧厚生年金病院)
現在の状況
通院治療中
治療歴
手術
職業
正社員
配偶者
有り
こども
男性 / 5歳
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投稿
今日の気分
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生死観の変化
変化というか、これまで全く考えてなかっただけなのですが、改めて自分ごとになると考察が冴え渡る気がします。 未熟も未熟ですが、自省録としてここに書き記したいと思います。 (以下の文、一般的な趣旨とは逸脱した内容かもしれずご容赦ください。自分を含めたがん患者の立場を軽んじているかのような論調に見受けられる可能性を排除できませんが、自分なりの独特ながらも前向きな立ち合い方であるとお含み置き願います) 5年生存率が約50/50とのことから、まるでシュレディンガーの猫(量子の重ね合わせにより、生と死とが同居する状態)のような宙ぶらりんの状態になってしまい、本当にどちら側にも偏重しないメンタリティが養われていて、これはこれで哲学大好きな自分にとってはある意味で神様が与えてくれた唯一無二の機会とすら感じたりもします。 どちらに転ぶのか本当に分からない為に、どちらにも主眼を置かずにただ見る、2つの事象を同じだけの敬意と畏怖を込めてただ観察することを心掛けています。 即ち、今までは当たり前のように生きることを基準に思考を巡らしていましたが、半分は死の側面から物事を捉える領域に畏れ多くも足を踏み入れてみたいと思います。 この試みは、未知の恐怖に知性で打ち克つ挑戦であり、未知の興奮に洞察で応えるかけがえのない夏であり、童心のように忘れられない冒険でもあります。 僕は中学高校と仏教学校にいたこともあり、死は輪廻転生のスタート地点という考え方がベースにあります。自然科学的にそうだと信じているわけではなく、人生を生きやすくする為に実装したポリシーという感じです。 一方、同じ仏教でも一部では無常感的生死感が存在し、すなわち平家物語の冒頭のように祇園精舎の鐘の声に諸行無常の響きを覚えるわけです。(ただこれはこれで、この冒頭の書き出しは仏教観にそぐわないという反論もあるようですが、ここでは一旦置いておきます) 前者のように新たな旅路につく説と、後者のように終われば無に帰す唯物論は、日本だけでなく世界中の至る所の文化圏でそれぞれ確認されます。 たとえばインドのヒンドゥー教では、これは仏教の元祖なので納得感もあるのですが、やはり輪廻転生の考えが強いです。3年間インドに駐在したことがありますが、確かに現地人は日本人に近い生死観があります。 輪廻転生しつつも、一方では先祖のいる世界(あの世)で久方の再会を果たせるという、なんか都合よく1人が2人に増えてないかとツッコミを入れたくなる思想も日本とほぼ同じで、お盆の正式名称の盂蘭盆はもともとはサンスクリット語のウランバナーという行為を指すところから来ているようです(それぞれの持つ意味合いは少し異なるようですが、最終的には供養という意味です)。 ちなみになぜ輪廻転生しつつあの世で先祖と暮らせるのかという問題(まるで冒頭の量子重ね合わせがここでも起きているかのようですね)は、日本においては仏教と神道が両立する独特の文化があるからです。考え方次第では亡くなるとなぜか倍の人生が始まるとなると、これはこれで面白くて深刻さが和らいだりします。 深刻さが和らぐという点でもう一つ述べると、ピクサー映画「リメンバーミー」の舞台となったメキシコの生死観というのも非常に興味深いです。これはまさに日本のお盆の考え方と同じで、死者の日(こどもの日と大人の日がそれぞれ1日ずつ、あとペットの日とかいうお茶目なものもあった気が…)に先祖がマリーゴールドの橋を渡って帰ってきます。心が揺さぶられるように美しい情景ですね。 死は先祖の暮らす新たな地への旅立ちだから、死を迎える者も送り出す者も、盛大に明るく振る舞うそうです。それは決して死の恐怖から目を背けるためのカモフラージュでは無く、死を受け入れた上での祝福への昇華であり、とてつもなく成熟した精神性が伺えます。私が最も敬意を示す生死観です。 もちろん、身体機能が低下していく実態と、新たな旅立ちという思想とには大きなギャップと葛藤とが現実問題として存在すると思いますが、どう乗りこなして祝福という境地に着地するのか、メキシコ文化に大いに学びたいところです。 試しに家の机にカラベラ(お花柄のお洒落な骸骨)とオフレンダ(自分だけの小さな祭壇)を用意して、この哲学を学ぼうかと考えいます。ファッション性の高いカラベラはAmazonでたくさん売ってますが、オフレンダはマニアックすぎるのか種類少なくピンとくるデザインがありません… 話を元に戻して、一方の唯物論的な思想は現代西洋に多く見られ、死は自然であり無であるという実証主義的/論理的で冷静な思想です。ストア哲学の一部にも見られる考え方で、一見冷徹に感じられるかもしれませんが、これはこれで「生死をみだりに神秘化しない」という、とても洗練された考え方とも言えます。あるがままを受け入れるのが自然という、温故知新というか、原点にして頂点とも言える思想と思います。北欧でも「ヒュッゲ」の精神によく見られます。 同様に、中国の荘子をはじめとする古代の道家思想にも、生も死も自然の一部であり人間が必要以上に介入しないという考え方があるようです。 ここまで死後の世界の有無についてつらつらと書きましたが、改めて、世界中の人々が想いを馳せるのは決して生のみだけでなくその反対の事象もまた然りと知ることができ、恐れとともに何とも言えないロマンを感じます。また、考えれば考えるほどに、恐れが「畏れ」に変わってきている感覚があり、昇華の第一歩を踏み出せているような手応えがあります。 僕は自分の人生を哲学することがとても好きで、変な表現かもしれませんが今の自分の体と精神はこの上ない研究題材です。 目を輝かせてこう語る様を周りは明らかにドン引きしつつも優しく見守ってくれていて、なんだか結局はどうなろうと自分の人生はとても幸せなんだなと実感しています。 僕がこの機会を肯定的に捉えられるのは、自分の影すら掻き消えるほどの太陽が僕の周りをたくさん周回してくれているおかげであり、その光源は僕の数少ない大切な知人たちです。 僕は彼らに何もしてあげられなかったのに、彼らは僕にここまで暖かく優しい心を投げかけてくれる。涙が出るほど嬉しくなってしまいます。 そんなこんなで今日から初回CAPOX治療の入院をしてきます。
作成日 : 2025-08-18 12:36:47
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オペを終えて
2025.7.30(木)の午前9時前に病棟からオペ室に歩いて向かいました。 途中、付き添いの看護師さんと地元が同じと知り同郷のクラブチームの話をしたり、いつも通りリラックスした雰囲気で過ごしていましたが、オペ室内外はまるで通勤ラッシュかのように朝から慌しく人が行き交う別世界でした。その喧騒から、病棟では感じなかった「生」の躍動が改めて喚起されました。 無機質でひんやりと冷たいオペ台や無影灯とは裏腹に、ここにいる人物の全員のベクトルがただ一つ生きること/生かすことに集約されているような力強い感覚を覚え、とても印象的でした。否が応でも多少の生死観を問われる手術を前に、土壇場で「生きる力」の可視観測に成功した気分でした。 手術が終わったのは6時間半後の15時半ぐらいでした。意識はありませんでしたが、ずいぶん長く眠っていたなという感覚がありました。 ロボット支援下の右半結腸切除術と、本手術中に参加した臨床試験(大阪大学病院系列で試験中のSENJYO試験というもので、がんの切除後に腹腔内を10リットルの生理食塩水で洗浄することで物理的にがん細胞を洗い流すことが有効かどうかの試験)を終えて、ICUに入りました。 大腸を30センチほど切り取って繋げるというオペでしたが、腹腔鏡の穴5個と、5センチほどの切開1つという非常に低侵襲な手術でした。 面会に来てくれた妻はオペ後に執刀医からタッパーに入った私の30センチ大腸を見せられたそうですが、ステージ3b(のちに解剖で3cと判明)のがんは幼稚園児の拳ほどの大きさがあったようです。咄嗟にその時に写真でも撮ってくれたらよかったのですが、さすがにそこまでの余裕は無かったようで、私はその特急呪物を自分の目で見ることはありませんでした。 ICUでは通常の痛み止めとフェンタニルとを併用し、思っていたほどの痛みはありませんでした。ただ、腹筋に力を入れたり、咳などしようものなら悶絶級でしたので極力なにもアクションを起こさないように、時間が流れる感覚のみを認識して静かにしていました。 あと、フェンタニルは痛み止めとしてめちゃ優秀ですが吐き気が来るので別途吐き気どめも入れてもらっていました。病棟に戻ってからも吐き気由来でリハビリが開始できなかったほどなので、これからオペ後にフェンタニルを投与される方は何の遠慮もせずに吐き気止めをオーダーするのをおすすめします。 オペ後は1週間で完全回復し、8月8日の退院基準日に無事退院できました。 退院後、スーツケースを転がして1万歩ほど歩いて帰宅でき、体力回復の早さはさすがにまだ30代なんだなと実感しました。 退院後の週は運良くお盆休みなので、束の間の余暇をのんびり過ごせています。 入院生活で叩き込まれた早寝早起きが抜けず、朝5時に起きて夜10時には寝る健康的な日々です。 食事も栄養士さんの言いつけを守り、晩ご飯は極力自炊でたんぱく質 炭水化物 野菜繊維 ビタミンを摂るようにしています。 おそらく再発するとは思いますが、日々の丁寧な暮らしの積み重ねで英気を養い、その時に備えようと思います。
作成日 : 2025-08-13 10:58:09
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がん発見の経緯
2025年4月、息子といちご狩りに行ってお腹いっぱい食べたあと数時間後〜翌朝まで、これまで経験したものとは違う強い腹痛がありました。かなり耐え難い痛みでしたが、時間経過と共に快復したので、ただの食べ過ぎと思い過ごしていました。 しかし、刺激の強い食べ物や消化の悪いものが続いた時には同様の症状が稀に起きるようになってきたことから、その度に地域の内視鏡クリニックで診てもらっていました。 クリニックで症状を伝えると、採血の結果次第ではすぐに入院が必要かもということでしたが、血液検査は全く異常なく、レントゲンとエコーでは腸炎のような所見であり、投薬で炎症を抑えて対処していました。これが7月初旬です。 この頃は豆腐、卵、うどんなどで済ませ、一度外食ランチを摂ったときの翌日にまた腹痛という状態でした。職場のストレスもそれなりにあったので、胃腸が相当弱ってるんだろうな…程度に感じていました。 クリニックから念のために大腸カメラをおすすめされ、実施したのが7月18日、鎮静から目覚めて朦朧とした頭のまま先生からすぐに呼ばれ、すみやかに大腸がんと伝えられ、すぐに最寄りの総合病院を紹介され、どこにも寄り道せずに真っ直ぐに向かいなさいとデータCDを手渡されました。 カメラを撮る前の先生の温和な雰囲気からは一変、一切の無駄を削ぎ落とした緊迫した対応が、事の重大さを物語っていました。 鎮静剤の影響か、実は気が動転していたのか、クリニックから徒歩10分のJCHO大阪病院までの道のりはほとんど覚えていません。無音の白黒みたいな世界でした。言語化が難しいですが、ここで私の心が何か根本的に変化したような感じがあります。 病院に到着次第、再び採血とレントゲンやCT、肺活量測定などを行い、先生からは「おそらく3b」と伝えられました。がん細胞が臓器の壁を超えて同一部位のリンパにまで進んでいる(浸潤というらしい)のはほぼ確実で、他臓器に転移は無さそうだがCT画像を専門医が見て4日後に再度伝えるということでした。 これまで数週間の食事制限や、当日朝からの大腸カメラ、急展開を経て大急ぎで病院を移っての各種検査が同日の夜まで続き、1日中何も食べずにフラフラになった状態での3bもしくは4という宣告は、心身に堪えるというよりは、世の中には現実のみが存在するという極めて当たり前の帰結を促す性質を持っていました。 とにかく4日後の最終診断まで、果てしなく悶々とした日々を過ごすことになりましたが、 それよりもこの事実をどのように家族や友人に伝えていくかの方が大きな問題で、私が愛する人々のリアクションが容易に想像できてしまう分これは本当に憂鬱でした。 がんになってまず理解したことは、自分だけの問題じゃないこと、むしろ関係者全員に関わることだからこそ辛さがあること、しかしその部分にきちんと向き合うだけ希望が生まれることでした。 これはきっとがん当事者になってのみ得られる着眼点だと思います。 これから大変な事がたくさん待っていると思いますが、きちんと取り込んで前進していこうと思います。
作成日 : 2025-07-24 08:25:33