こどもをもつがん患者でつながろう

ハムだぁ!

滋賀県 / 肺がん / ステージ4

2019-01-17 16:59:23

がん治療と育児について

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日記

どうも 37歳
二人の子持ちのお父さん
ハムだぁ!でございます


昨今「治療と仕事の両立支援」については、
厚生労働省もガイドラインを作ったり
世間でも少しずつ浸透し
理解が進んでいるところがあります。
(実際には諸々課題はあると思いますが…)

で、もう少し
突っ込んで話をさせていただくと

私の家庭もそうですが
子育て世代のがん治療をしている家庭で
生活をしていく上で仕事も大事ですが
「治療と育児の両立って どうなん?」

ということを今回はテーマに
投稿させていただきます。
(今回はいつも以上に長くなりますので
 お茶でもすすりながら
 ゆっくり読んでください)


●まず、はじめに…

私は3歳と5歳の子どもを持つ
お父さんであり
治療を続けている肺腺がん患者です。

告知を受けた時は
1歳と3歳の男の子だったのが
4月からは
下の子は幼稚園児に
上の子は小学生になるので
感慨深い

(ウルウル)



そんな
個人的な感傷に浸ることは置いておいて…


おそらく普通のお父さんよりも
病院にいる時間も多いでしょうし
また、家庭にいる時間も
多い方だと思います。


なので、
この2年間はがん治療をしながら
育児の現場にもいました。
(といっても妻に頼ることが
 ほとんどなので
 育児に協力と言えるほど
 協力出来ていない部分もありますが…)



実際に経験をして思うことに
「育児 大変ッス」
です

このキャンサーペアレンツの中でも
私の患者仲間の繋がりの中でも
がん治療をしながら 育児をしている
お母さんがもちろんいらっしゃいます


この投稿をする前にも
知り合いの数名の治療中のお母さんに
少し、その声も聞いていたのですが

この負担は 並々ならぬもんだと…
感じてます

で、あえて
今回 投稿をさせていただき
少しでも
より良い状況につながればなぁ
と思い
投稿させていただきました



●お母さんたちの声を聞いていると…
「身近なパートナーや
 特に親のサポートが大切だ」
というか
それがないと治療をしながら
育児と生活のバランスが
崩れてしまうところがあります。


治療を続けていく為に、
親の近くに引越しをされた方がいたり
抗がん剤の副作用で厳しい時は
親に預けたり
父親に早く帰ってきてもらって
家事を手伝ってもらったり
家族のサポート体制の構築も大事です。


でも、よくよく聞いていると
その家族のサポートは
もちろん有り難いことだけど

何だかんだ 自分(お母さん)が
気合や根性で育児をカバーしている
ような状況でもある

ということです。

本当は、副作用でもの凄くダルいし、
吐きそうなぐらい気持ち悪い時でも
自分が何とかしなくては
という強靭な母心もあり
フラフラになりながら
育児をしているような状況です。

一部、私が聞いているところで
解釈しているところもありますが
そのように「大変だ、大変だ」と
治療をしているお母さん達が
大きな声ではなかなか周りに
言えない部分もあるのかな
とも感じています。

育児をするだけでも大変な上に
さらにがん治療をするということは、
お母さん達にとっては
かなりの負担がかかっている状況ですし
自分の時間を確保するのも難しいことだ
と思います。

work life balance ならぬ

cancer parents life balance
の大切さ

考えものです


しばらく、いろんな方から引き続き
ヒアリングしていきたいと思いますので
悩みや問題、感想や意見など
よかったら聞かせてください。

 
●支援制度の一つとして…
で、少し
治療と育児の両立について関わりが
ありそうこなことを調べていると
「ファミリーサポートセンター」
というものがあることを知りました。
(そういえば前に一度
 聞いたことあったけど
 記憶が飛んでおりました)


ファミリーサポートセンターとは
子を持つすべての家庭を対象に、
厚生労働省が支援する事業の一つで
各市区町村が運営しているようです。

地域において育児の援助を受けたい人

援助を行いたい人

それぞれ申し込んで会員となり、
各市区町村のセンターが仲介して
相互援助をサポートします。

具体的には、保育施設への送り迎え、
保育施設の時間外や
学校の放課後などに子どもを預かる、
通院などの際に子どもを預かる、
保護者の病気や急用の場合に
子どもを預かる等の援助をしてくれます。

お住まいの近くの
ファミリーサポートセンターは、

一般財団法人女性労働協会
サポートセンター
http://www.jaaww.or.jp/research/
より検索できるようです。


地域で子育てを助け合う
有償のボランティアです。
「誰に頼んでいいかわからない」人と、
「お困りなら、お手伝いしますよ」
と言う人を結ぶ役割を
ファミリーサポートセンターが
お手伝いします。
とのこと
(へぇー 
 そんなサポートがあるんだぁ
 です)



ちなみに私の地域では

利用料金は
子ども一人につき

月~金曜日(7:00~19:00)
700円/時間
上記の時間外及び
土・日・祝日・年末年始(12/29~1/3)
800円/時間
が利用料金となるようです。



ふむふむ


うーん でも

実際利用するのかな どうかな?


ということで

例えば
私がお父さんではなく、
お母さんだったらということで
このサービスを通院日に利用したい
と考えた時のことで
まずは
シミュレーションしてみましょう!

通院外来で3週間に一度
抗がん剤治療を続けている
ハム子さんということで…



治療内容や病院と家との距離や
諸々状況にもよりますが
通院は、これまでの経験からすると
平均して朝10時ぐらいには家を出て
病院へ行き
検査やら診察やら治療やらして
家に帰ってくるのは16時ぐらいなので

「6時間預かってぇ」
ということになるかな

換算すると
6時間×700円なので4,200円
かかるわけですね
(サポートいただく方の交通費なども
 実費で支払なので+αかかります)

なるほど なるほど

うーん

だったら 私(ハム子さん)の場合は
実家が割と近くにあるので、実家に預けます

ってなるかも


ただ、これは
私(ハム子さん)の場合のことなので
問題なのは

・実家が近くにない
とか
・周りにサポートしてもらう
 には気がひける
という家庭もあるでしょうし

あと、通院する日だけでなく
副作用でしんどい時間も含めると
実はもっと預けたい
というのが
当事者の本当の声ではないでしょうか?

副作用でしんどい時ほど
気兼ねなく周りの手をかりたい
というのも
お母さんの心の声ではないかと思います。


でも

毎月、治療費がかかる上に
さらに朝から夕方まで
1日4000円~5000円も
育児に支払えないよぉ(泣)

というところではないでしょうか

仮に6時間/日を5日間利用すると
2万円ぐらいの出費ですからね

大半の家庭においては
けっこうな出費です…

ならば我慢して
「お母さん業 やるわ!」と
なるのかもしれません
(本当に 大変なのに…)


この支援サービスも

例えばですが

治療をしているお母さんを対象に
子どもが乳児の場合 とか
未就学児の場合 とか
年齢とか条件によって、
軽減とか免除のように
割引サービスに出来ないのだろうか

とか思ったりします。

今回は私が無知なところもあるので
「ファミリーサポートセンター」を
事例の一つに挙げて投稿していますが、

他にも
「治療と育児の両立を支援」する
サービスや取組はあるんでしょうか?

先輩患者さんの方や
何か知っている方いたら
教えてください



育児をしながら
治療を進めるお母さんにとって
より良い支援制度って何だろう?

より良い状況にするには
どうしたら良いのだろう?

もう少し考えるべきじゃないだろうか
(別にお母さん限定にせず
 もちろんお父さんにとっても
 より良い在り方を
 探りたいところですが…)



今回は
「がん治療と育児について」
投稿してみました。


感想でも良いですし
お知恵あれば くださぁい



私もこのテーマについては
引き続きヒアリングをしたりしながら
考えていきたいと思います。


より良い状況になるように
繋げられたらと思いますので
宜しくお願いします。




長文 ごめんあそばせ




続く…


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